京都・東山エリアで楽しむ大人の社会科見学&街歩きトリップ

2018.08.23

全国各地のエネルギーにまつわる施設とその周辺スポットへ遊びに行く「エネトリ!」。第3回は古き良き魅力溢れる京都。今回は、石畳の街並みや歴史を感じられる蹴上(けあげ)発電所がある東山エリアを散策しました。

関西で活躍するモデルの野乃花さんがレポート!

 

四季折々の自然の移ろいも楽しめる蹴上発電所などを野乃花さんがナビゲート!

 

きな粉専門店のSNS映えする和パフェ

 

まず訪れたのは、京都にあるきな粉専門店の老舗「吉祥菓寮 祇園本店(きっしょうかりょう ぎおんほんてん)」。こちらは、こだわりの自家製きな粉をかけた本わらび餅や季節限定のパフェなどが楽しめるとあって、スイーツ好き女子の間で話題になっている。

地下鉄東西線東山駅から徒歩5分ほど。東大路通沿いの知恩院前交差点に、古民家をリノベ-ションしたスタイリッシュな店構えが見えてくる

1階の販売フロアでは、自家製きな粉をはじめ、さまざまスイーツが購入可能。野乃花「見た目もかわいい!おいしそうなお土産がたくさんあって迷っちゃいます」

1階は販売フロアになっており、名物の「本わらび餅」(小、1,080円)や「焦がしきな粉のロールケーキ」(1,404円)など、京都土産にぴったりな和スイーツが並ぶ。スイーツ以外にも、大豆を焙煎して香りを高めた「自家焙煎きな粉」(486円~)も販売、種類も豊富だ。1階で購入して、2階にあるティールームで食べることもできる。

モダンな空間に調和したランプシェードや、デザインの効いた窓など、インテリアも魅力的

2階のティールームは、町家を改装した和モダンな空間。広々としていて席数こそ24席もあるが、平日でも整理券がないと入れないほど人気が高い。毎日、午前10時から整理券が配布されるので、まずは早めに訪問してゲットしよう。

街歩きのひと息にピッタリなのが、一番人気の「焦がしきな粉パフェ」(1,080円)。ふわふわのきな粉の下に焙じ茶ゼリーやきな粉アイスなど、きな粉専門店ならではの中身が。

野乃花「和の味わいがやさしくて、スプーンが止まらない!メレンゲのサクッとした食感もクセになりますよ」

店で人気の「焦がしきな粉パフェ」(数量限定)。オリジナルの黒みつをかけて味の変化を楽しんで

パフェの上には自家焙煎のきな粉がたっぷり。焼いて固めたメレンゲを割ってから食べよう

野乃花「きな粉の香りがふわって広がります!やさしい味でとってもおいしい~」

パフェの次に人気が高い名物の「本わらび餅」(810円)。ドリンクセットなら100円引きのうれしいサービスも

 

今も現役で稼働する日本初の事業用水力発電所

 

続いてやってきたのは、京都の閑静なエリア左京区にある「蹴上(けあげ)発電所」。

琵琶湖疏水で得た水力を有効活用するために建設され、1891(明治24)年5月から2機の発電機で運転をスタート。事業用としては日本初となる水力発電所であり、驚きなのは120年以上たった今なお“現役の発電所”として京都の町に電気を送り続けていることだ。

野乃花「普段なかなか見ることができない発電所か~ワクワクします!」

レトロモダンな建築物が見られる蹴上発電所。1912(明治45)年の建設当時からそのままの姿で残っており、歴史を感じることができる

120年以上の歴史を持つ蹴上発電所だが、実は所内を見学できるようになったのは、2018年3月からと最近の話。料金は無料、週1回(毎週金曜10:00~11:00と13:30~14:30)、完全予約制(各回20人)というプレミアム感もあって、すでに10月分まで予約が埋まっているそう。

見学コースは約60分。室内で発電所の歴史や施設の説明を受けたら所内をぐるっと回り、1912(明治45)年に竣工したレンガ造りの第2期蹴上発電所(旧発電所)、現役稼働中の発電機などを見ることができる。

重厚感のある第2期蹴上発電所。中には入れないが、レトロな建屋の写真映えは確実!野乃花「これは最高のロケーションです!」

琵琶湖疏水から発電に使う水を引き込む水圧鉄管。その大きさはなんと直径2.8m!

野乃花「レンガ造りの建物と水圧鉄管、緑の木々がマッチしていて、何だか落ち着きます!」

ちなみに、蹴上発電所はその歴史的価値が認められ、2016年に世界的な電気・電子技術の専門家組織から「IEEEマイルストーン」に認定されている。これは電気・電子などの関連分野で開発完了から25年以上経過し、社会や産業の発展に貢献したイノベーションを表彰するもの。つまり、世界的にその価値と功績を評価されている施設ということだ。

野乃花「IEEEマイルストーンの認定は、日本の電力会社では黒部ダムのある黒部川第四発電所に続いて2つ目、京都の建造物では初めてなんだって。すごいですね!」

認定時に贈呈された「IEEEマイルストーン」の銘板。後ろにあるのは「水力発電事業発祥之地」の石碑

現役で稼働している発電所は、その昔から変わらず琵琶湖疏水を利用して発電している。「取水口(しゅすいこう)」という場所から水が引かれ、「水圧鉄管」という管を通って発電所の内部へ。現発電所である第3期蹴上発電所の水車発電機で発電された後は、水を水路へ再び戻し、次の発電所で再利用されている。

そして、見学コースのメインとなるのが、現発電所内で稼働している水車発電機。その巨大さと轟音は壮観の一言だ!

第3期発電所の内部。野乃花「発電機を間近で見るなんて初めてです!直径4mくらいあるのかな……上から見ると、大きさと音がすごい!」※通常の見学会では安全上、ヘルメットを被ります

現役で稼働する発電機を上部から見学することが可能。円柱状の発電機の地下部分では水車が回っている

現発電所の裏側には、発電に使用した水を放水する放水口がある。モダン建築を思わせるアーチ型が印象的だ

野乃花「見学コースでは、いろいろ見て回りながらスタッフの方が解説してくれるので、蹴上発電所の歴史や水力発電の仕組みがよく分かります。発電所って結構面白いですね!」

 

浴衣が映えるはんなり東山散歩

 

涼しくなってきたら浴衣に着替えて東山散策はマスト!東山周辺は、観光地だけにたくさんのレンタル着物ショップが建ち並んでいる。中でもおすすめなのが、写真映えすること間違いないモダンな浴衣や着物をラインナップする「Curun(くるん)」だ。

高台寺公園近く、東大路通沿いにある3つ並んだ丸窓が目印の「Curun」。2,700円~浴衣をレンタルできる

著名人などの衣装を制作してきた着物ディレクターが、どこよりも可愛い着物をリーズナブルに楽しんでもらいたいと2015年にオープン。ブランド着物を低価格でレンタルできることが魅力で、キャリアのある専門スタッフが常駐しているため、着付けは着崩れなし!また隣にフォトスタジオを併設しており、雨天時には無料で使えるといううれしいサービスも。

ズラリと並ぶ鮮やかな浴衣。野乃花「かわいい柄がありすぎて、1つに決められません!」

浴衣に合わせてセレクトできる帯もモダンでオシャレな柄がそろう

早速浴衣に着替えて東山散策へ。着付け代はレンタル料金に含まれており、夏にはうれしい日傘の貸し出しも

「Curun」から5分ほど歩くと、清水寺と八坂神社の中ほどにある「夢見坂」と呼ばれる通りに。オシャレなコーヒーショップやおみやげやさんが軒を連ね、散策には最適な場所だ。

野乃花「落ち着いた石畳の街並みは京都らしい雰囲気が満載。ここから見る八坂の塔のアングルは絶景です!」

夢見坂を上がっていくと目の前には八坂の塔が。京都・東山のシンボル

夢見坂に来たら、必ず立ち寄りたいのが「八坂庚申堂」。入るとすぐに目に入るたくさんのカラフルな丸い物体!その正体は「くくり猿」という願掛けお守りで、願いをかけて欲を1つ我慢すると願いが叶うのだという。くくり猿は、猿が手足をくくられて動けない姿を表しており、心をうまくコントロールできている良い状態を象徴しているのだそう。

野乃花「インスタグラムでよく見る写真はここだったんだ~。私も浴衣でバッチリ決めていいね!を狙いたいな」

最近はSNSブームもあり浴衣や着物を着た若い女性がたくさん!平日でも混雑しているのだとか。色トリドリのカラフルな背景は着物や浴衣との相性抜群だ。

赤、青、緑、橙、黄色など種類は豊富。カラフルなくくり猿に文字を書いて願掛けを。日付の記入は必須

本堂の手前にあるお堂に、たくさんのくくり猿がぶら下がっている。カラフルなお守りがなんともフォトジェニック

野乃花「くくり猿のほかにも、見ざる、言わざる、聞かざるの3匹の猿が境内のいたるところに隠れているらしいですよ。御朱印にもいるとか!?」

浴衣で歩いているだけで絵になる東山の街並み。はんなり京美人を体験して

歴史的建造物も多く、歩いているだけで町に根差したエネルギーを感じられるのは京都ならでは。この夏は京都にプチトリップをしてみてはいかが?

 

※表示価格は全て税込です


今回訪問した施設

吉祥菓寮 祇園本店

住所:京都市東山区古門前通東大路東入ル石橋町306
電話:  075-708-5608
http://kisshokaryo.jp/


関西電力株式会社 蹴上発電所

住所:京都府京都市左京区粟田口鳥居町2
電話:  075-205-5352(蹴上発電所見学会受付窓口)
http://www.kepco.co.jp/corporate/profile/community/kyoto/tour_keage/


京都着物レンタル Curun(くるん)

住所:京都市東山区毘沙門町39-2
電話:  075-531-5525
https://kimono-cucuru.jp/


八坂庚申堂

住所:京都府京都市東山区金園町390
電話:  075-541-2565
http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/