香川へプチトリップ!瀬戸内の多島美を望む絶景スポットと四国有数の発電所へ

2018.10.19

全国各地のエネルギーにまつわる施設とその周辺スポットへ遊びに行く「エネトリ!」。今回は、瀬戸内の心和む景色が広がる香川県に行ってきました。四国有数の大きさを誇る火力発電所や、瀬戸内海を一望できる絶景スポットをモデルの有坂麗(うらら)さんがナビゲートします!


四国電力最大規模の火力発電所「坂出(さかいで)発電所」をモデルの麗さんがレポート!

 

瀬戸内海の絶景を上から眺められる公園

まず訪れたのは、香川の玄関口・瀬戸大橋のたもとに広がる「瀬戸大橋記念公園」。2018年に開通30周年を迎えた瀬戸大橋の全景を眺めながら、アミューズメントやスポーツなどが楽しめるレジャースポットだ。


正面に佇むのは「瀬戸大橋記念館」。瀬戸大橋建設の歴史のほか、アートと宇宙をテーマにした作品を展示している。左にそびえるのは「瀬戸大橋タワー」

公園入口から奥へ進むと見えてくるのが「瀬戸大橋記念館」。瀬戸大橋が完成するまでのエピソードを学べたり、屋上展望台で瀬戸内の風を感じられたり、この場所ならではの楽しみ方ができる。

そして、ここに来たのならぜひ訪れてほしいのが、記念館の左手にある「瀬戸大橋タワー」だ。地上から高さ108mまで上昇していく回転式展望台で、晴れた日には対岸の岡山や瀬戸内海の島々を一望する空中散歩が体験できるとあって、週末ともなれば多くの人で賑わっている。


入口から奥へと続くメインプロムナード「水の回廊」。敷石で瀬戸内海に浮かぶ諸島、噴水で瀬戸大橋の吊り橋・斜張橋を表現している


100人まで乗れる「瀬戸大橋タワー」の展望フロア、約100mからの景色。奥に見えるのが本州。所要時間は約10分、大人800円。麗「眼下に広がる瀬戸内海は、水面に太陽の光が反射してとってもキレイ。タワーからのパノラマビューは迫力満点です!」


瀬戸大橋タワーから望む瀬戸大橋。長く伸びる橋と、どこまでも続く青い海に思わずワクワク

景色を楽しんだら、次はアートはいかがだろう。瀬戸大橋記念公園は、散歩しながらアート作品に触れることができるのも魅力の一つ。園内には高松を拠点に活動していた世界的な彫刻家・故 流(ながれ)政之氏の作品「どだま獅子」をはじめ、2016年に開催された「瀬戸内国際芸術祭」に出品されたユニークな作品「八人九脚」や「階層・地層・層」などのアートスポットが点在している。

また、園内展示広場には、瀬戸大橋の架橋工事で実際に使用された巨大な機械や実物大の模型なども展示されているので、アート作品とともに30年の歴史にも思いをはせながら、園内を巡るのも楽しいはず!


架橋の橋脚となった島々の石を集めて制作した、彫刻家・流政之氏のアート作品「どだま獅子」


瀬戸大橋記念館の北側にあるアート作品「八人九脚」に座って瀬戸内海を見渡す贅沢なひと時を。瀬戸内海の島々を会場にして3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」は、次回2019年4月26日(金)から11月4日(月)まで春、夏、秋のシーズンに分けて開催される


カラフルな色づかいが気になるつり橋用のメインケーブル模型。瀬戸大橋建設に使われた機材は原寸大で展示されているので、圧巻の見応え!

 

四国の電気を支える海辺の火力発電所

続いて訪れたのは、瀬戸大橋記念公園から車で5分ほどの瀬戸大橋を挟んだ東側にある四国電力の「坂出発電所」。1970年に運転を開始した火力発電所で、敷地の広さはなんと甲子園球場約9個分! 合計約138万キロワットと、四国電力最大規模の発電量を誇っている。

麗「ここで四国の電気を支えているんですね。予約をすれば一般見学もできるんですって。いったいどんな場所なのか気になります!」


瀬戸大橋の東側に位置する「坂出発電所」。敷地面積は355,577㎡。香川全域の電気をつくることができるそう。一般見学は約10人~(要予約)

坂出発電所では、1~4号機が稼働。「液化天然ガス(LNG)」、「石油」、石炭から発生する「コークス炉ガス」という3種類の燃料を使って発電している。1つの施設でさまざまな燃料を使うのは、全国的にも珍しいことなのだそう。

火力発電の仕組みは、燃料を燃やしたときの熱を利用して蒸気を作り、その蒸気の力でタービンを回し、タービンにつながった発電機を回転させて電気を生み出している。


中央にそびえ立つのが2号機の煙突、その高さは88m。2号機は天然ガスを燃料として新しく造りかえられ、平成28年に運転を開始した


3号機の燃料を保管している石油タンク。麗「迫力満点のサイズですね!」


3、4号機の建屋内部にあるタービンと発電機。奥まで延びる機械群は驚きの景観

先ほど紹介した3種類の燃料の1つ「LNG」。これを使った火力発電は、四国の中では唯一、坂出発電所が行っている。LNGとは、天然ガスを冷却して液化させたもので、燃やしても硫黄酸化物や煤(すす)が発生せず、二酸化炭素の発生が少ないという環境に優しい燃料なのだ。

麗「二酸化炭素って、温暖化の原因になるんですよね。自然に優しいって、大事です!」

さらに、1号機と2号機は、ガスタービンと蒸気タービンを併用したコンバインドサイクル発電という発電効率のいい方式を使っている。つまり坂出発電所は、自然に優しいうえ、効率的にエネルギーを生み出している、素敵な発電所ということだ。


2号機建屋内部にあるタービン&発電機前で環境技術課の塚本さんが発電方法をレクチャー。実際に発電所の見学会に参加すると、発電の仕組みなどを分かりやすく説明してくれる


2号機建屋内。左の円柱状のものが発電機、中央の囲みの中が蒸気タービン、右の箱の中にガスタービンが入っている


発電所の頭脳である中央制御室では、24時間、365日、オペレーターが交代で運転している ※実際の見学会では窓越しからの見学になります

 

瀬戸内の夕日に包まれる癒しカフェ

瀬戸大橋周辺から車で50分ほど、香川観光では外せない高松へ移動。旅の締めくくりは、港湾にある倉庫をリノベーションしたカフェ「umie(ウミエ)」に。倉庫の2階にあるこちらのカフェは、地元や県外からはもちろん、最近では海外からの観光客も多く訪れている香川屈指の人気スポットだ。


今年で17年目を迎えるカフェ。店は2階にあり、1階には雑貨店やウエディングスペース、2018年にオープンしたチャペルなどがある

広々とした店内に入ると、細部までこだわった数々のインテリアが目に飛び込んでくる。本や雑誌がそばにある席、海を眺められる席など、思い思いに好きな席へ座れるのもこちらの魅力。

平日は11時から23時まで営業しているので、ランチ使いはもちろん夜カフェとしても使えるのが人気のポイント。JR高松駅から徒歩約15分とアクセスもいいので、瀬戸内の島巡り前に立ち寄る観光客も多いのだとか。

麗「写真映え&おいしそうなメニューがたくさん~! どれにしようか迷っちゃいます」


デザイン事務所がプロデュースしているカフェとあって、アンティーク家具が置かれた店内は、落ち着いて心地いい空間


店内のインテリアも乙女心をくすぐるアイテムがたくさん置かれており、SNS映えもバッチリ


umie自慢のビーフシチュープレート 1,200円は、ベーグル、サラダ、ポテトにヨーグルトも付いてボリューム満点!(ドリンクは別)


店内奥には、大人数でもゆっくりとくつろげる広々としたソファー席も完備

umieで一番人気の席は、瀬戸内海を見渡せる窓辺のカウンター。早いもの勝ちの特等席で、雄大に広がる瀬戸内海と島々が織りなす多島美を眺めることができるのだ。広大な海を見ているだけで、自然と癒されてしまうから不思議。

昼の海も格別だが、一番の見どころは瀬戸内海の夕暮れ。夕方前に行って席を確保したら、遅めのおやつを食べながら、美しく変化する夕焼け空を眺めてみてほしい。


オーダー後に焼き上げるプレーンスコーン1個250円は、外はカリッ、中はしっとり柔らかくて絶品


焼き上がりの甘い匂いに、ついついランチ後でも別腹でぺロリと食べてしまう


広大な海を一望できる人気のカウンター席は、umieの特等席となっている


夕刻には、瀬戸内海に沈む夕日の移ろいゆく美しい姿を見ることができる

瀬戸内海に広がる絶景を楽しめる香川。この秋は、エネルギーを充電しに香川に出掛けてみてはいかが?

 

※表示価格は全て税込です


今回訪問した施設

瀬戸大橋記念公園

住所:香川県坂出市番の州緑町6-13
電話:  0877-45-2344
http://www.setoohhashi.com/


四国電力株式会社 坂出発電所

住所:香川県坂出市番の州町2
電話:  0877-46-3995
http://www.yonden.co.jp/energy/p_station/thermal/sakaide.html


umie

住所:香川県高松市北浜町3-2
電話:  087-811-7455
http://www.umie.info/index2.html