今すぐ取り入れたい!SNSで人気の時短節約家・くぅちゃんが実践する「頑張りすぎない節約」のコツ

2026.06.26

物価高や将来への不安が続く今、「もっと家計を引き締めなきゃ」と自分を追い込んでいませんか? 「必死に頑張り続けないと維持できない節約は、いつか絶対に疲れてしまいます」と語るのは、時短節約家として活躍するくぅちゃん。今回は、日々の食費や光熱費を無理なく抑える工夫や、「頑張りすぎない節約」の考え方についてうかがいました。

 

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時短節約家のくぅちゃん

 

大切なのは「お金を上手に使うこと」。使わないことだけが節約じゃない! 

――はじめに、くぅちゃんの活動内容について教えてください。

SNSや音声配信を通して、「家計・時間・家」を整えて暮らしを豊かにする工夫を発信しています。活動のきっかけは、15年ほど前から始めた節約ブログ。当時は「いかに切り詰めるか」という節約術がすごく人気で、ブログでそのアイデアを紹介しながら、私自身も節約を実践して「6年で1000万円貯める」という大きな目標を達成しました。

でも、その6年間を振り返ると、節約を楽しもうと頑張ってはいたものの、生活費を切り詰めるのはやっぱり大変でした。お金を使うことに罪悪感を抱くことも多かったんです。「節約だけを頑張っても幸せになるわけじゃない」と気づいてからは、お金を使わないことばかり考えるのをやめて、「なぜお金を使ってしまうのか」という心理や暮らし全体にも目を向けるようになりました。そこで、知識を体系的に学び直し、FP(ファイナンシャルプランナー)や整理収納アドバイザーの資格を取得しました。今は「お金を使わない」と我慢するよりも、「上手に使う」ことのほうが大切だと思っています。

 

――最近では、物価高の影響もあり、お金を使うことに不安を感じる人が増えていますよね。

スーパーで買い物をすると、「こんなに高くなったの!?」と感じる場面が増えました。SNSでも、「節約してもお金が貯まらない」「これ以上何を削ればいいかわからない」という切実な声を、以前よりたくさんいただきます。みなさんすでに限界まで切り詰めているんですよね。だからこそ最近は、“節約を頑張りすぎないこと”がとても重要だと思っています。

 

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食品や日用品などの物価高に不安を感じる人も増えている

 

節約はダイエットと同じで、無理をしすぎるとリバウンドしてしまいます。しかも、今は手元に現金がなくても、クレジットカードやスマホのコード決済などで簡単に買い物ができてしまうので、ストレスが溜まると一気に散財してしまうことも。物価がどんどん上がる中で、全部を完璧にやろうとすると心が疲れてしまいます。だからこそ、無理なく続けられる仕組みを少しずつ作っていくことがポイントです。

 

「時間の節約」が「お金の節約」にもつながる

――くぅちゃんが発信する「時短節約」の考え方について教えてください。

以前は、「節約=手間をかけること」だと思っていました。特売品を目当てにスーパーを何軒も回ったり、細かく家計簿をつけたり……。でも、子育てをしながら毎日続けるのは本当に大変!頑張った自分の“ご褒美”としてスイーツを余計に買ってしまうこともあれば、買い物からクタクタで帰宅して、適当に冷蔵庫へ食材を詰め込んだ結果、使いきれずに廃棄してしまうこともありました。これでは、時間をかけて安い食材を買い回った努力も、水の泡になってしまいますよね。だから私は、「時間の節約」も「お金の節約」につながると思っています。そんな考え方から、「時短節約」を発信するようになりました。

 

――「時短節約」の実践方法を教えてください。

【1】買い物の回数を減らす

一番意識しているのは、「買い物の回数を増やしすぎないこと」です。私は、1週間分の献立をある程度決めてから買い物へ行きます。「今日何を食べるか」より、「買った食材をどう使い切るか」で考えることが多いですね。そして、冷蔵庫にある食材を確認して、足りないものだけを買うようにしています。「食費が増えて困っている」方にありがちなのが、ほぼ毎日スーパーに行っているケース。お店に行く回数が増えるほど、予定外のものも買いやすくなってしまいます。スーパーでは、「考えなくても買える」状態にしておくことで、余計な買い物を減らしやすくなります。

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1週間の献立と必要な材料を書き出し、まとめ買いをすることでお金も時間も節約に(提供:くぅちゃん)

その日限定の特売品を見ると、「買わないと損!」と思ってしまいがちですが、ほとんどのものは今すぐなくても困りません。私は、「あって便利は、なくても平気」という気持ちを大切にしています。

 

【2】ものを減らす

私は、“汚れる前にラクに元の状態に戻せる仕組み”を作って、掃除をする時間そのものを減らしています。具体的には、家にものを増やさない、床にものを置かない、ダイニングテーブルの上にものを出しっぱなしにしない、これだけです。ものが少なければ、片付けも掃除も圧倒的にラクになります。

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くぅちゃんの自宅のリビング。ラグやソファを撤去して、家具は座椅子と小さなテーブルだけを置いているそう(提供:くぅちゃん)

ものを増やさないようにしたり、使っていないものを手放したりすることは、巡り巡って「自分にとって本当に必要なものを見極めること」につながります。無駄なものを買わなくなるので、「ものを減らすとお金が貯まる」というのは、まさにこういうことなんだなと日々実感しています。
 

【3】「我慢する節約」をしない

特に夏・冬は、「電気代をどう抑えるか」に悩む方も多いと思います。暑くても我慢する、家族全員で一つの部屋で過ごすなど、継続が難しいような節電はおすすめしません。私は、家電をいかに効率よく使うかを意識するようにしています。

例えば、冷蔵庫は詰め込みすぎず余白を残すことで、冷気がスムーズに循環して無駄な電力を使わないようにします。逆に冷凍庫は、ある程度食材が入っている方が保冷効率が良いと言われています。

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冷蔵庫に食品を詰め込みすぎなければ、何がどのくらい残っているかもわかりやすく、ロスも減らせる(提供:くぅちゃん)

また、エアコンも短時間でオン・オフを繰り返さず、自動運転を活用しながら快適に使うようにしています。サーキュレーターを併用して室内の空気をしっかり循環させるなど、「エネルギーを効率的に使いながら、いかに快適に過ごすか」という工夫を取り入れています。

 

【4】便利家電を活用する

私は、家事をラクにしてくれるアイテムは積極的に取り入れるようにしています。もちろん、便利そうだからと何でも増やすわけではなく、「自分にとって必要かどうか」を基準にしています。その判断軸は、その家事が「得意か不得意か」です。

私は掃除があまり好きではないので、ロボット掃除機をフル活用しています。我が家では拭き掃除まで丸ごとやってくれるタイプを愛用していて、買い物に出かけている間に、お部屋をピカピカにしてもらっています。掃除が苦手ならロボット掃除機、食器洗いが苦手なら食洗機と、自分の苦手な部分で便利家電のパワーを借りるのがおすすめです。

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「別の家事をしている間に掃除してくれるので助かっています」と、ロボット掃除機の魅力を語るくぅちゃん(画像素材 / PIXTA)

購入時に初期費用がかかっても、時間や心のゆとりが生まれることで、暮らし全体が整い、結果的にストレスなどからくる無駄遣いを減らすことにつながります。「何でも自分で頑張る」のではなく、便利アイテムの力も借りながら、無理なく暮らしを回すことを大切にしています。

 

――最後に、Concent読者へメッセージをお願いします。

物価高や将来への不安から、「もっと頑張らなきゃ」と感じている方は多いと思います。でも、必死に頑張り続けないと維持できない方法は、どうしても疲れてしまいます。だからこそ大切にしてほしいのが、自分の得意・不得意を知り、「ラクに続く仕組み」を作ること。そして、「自分や家族が心地よく続けられる形」を見つけること。

完璧を目指す必要はありません。小さな工夫でも、積み重なれば暮らしは少しずつ変わっていきます。「これならできそう」と思えることから、無理なく取り入れてもらえたら嬉しいです。

 

【編集後記】
手間をかけることや我慢することが必ずしも節約にはつながらない…自身の生活を振り返って思い当たることが多々ありました。家電の賢い使い方なども挙げられていましたが、資源に乏しい日本では、「時短生活」で省エネや効率的にエネルギーを使うことは、光熱費の節約はもちろん、「安定してエネルギーを使い続けられるようにする」という意味でも、とても重要な取組みです。ラクに効率的に無理なく暮らしを回す時短節約。みなさんも取り入れてみてはいかがでしょうか。
 

くぅちゃん

時短節約家。夫と2人の息子との4人暮らし。看護師として働く中、出産を機に収入が減ったことや子どもの教育費など、将来への不安から節約を意識するように。手間も時間もかけすぎない“時短節約”が共感を集め、Instagramのフォロワー数は13万人を超える。テレビや雑誌などでも活躍中。著書に『節約主婦の今すぐ真似できる1000万円貯蓄』(KADOKAWA)、『一生お金に困らない みるみる“お得”が増える暮らしのコツ』(扶桑社)など。

Instagram:@megum.nakano

オフィシャルブログ:https://ameblo.jp/ku-chan5649/

 

企画・編集=Concent 編集委員会


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